2012年12月29日

バリ観光 久しぶりのクタはやっぱりクタクタ…

竹を組んだクリスマスツリー、バリっぽい!

『僕は小さなプロサーファー』の撮影以来かも…たぶん2年ぶりのクタ。
娘の誕生日プレゼントを買いに行きたいと言ったら、ワヤンが連れて行ってくれた『バリ・ビーチ・ウォーク』、クタビーチ沿いにできたシェラトン・バリクタ・リゾート内にあるショッピングモールでした。
シェラトンができたことすら知らなかったし、変貌ぶりにキョロキョロ、すっかりおのぼりさん状態の私。

まわりはほとんどが年末休みを利用してジャワから来たローカル観光客、インドネシア語が飛び交っていた…それ故に、まわりの交通渋滞は半端じゃないひどさ。
プレゼント買った後クタビーチでしばらく遊んでいたら、北の空が真っ黒になってきて雷ゴロゴロ、海に稲妻が走り、あわてて車に乗り込んでクロボカンの友達がキリモリするお寿司屋さんに向かったのだけど、クタ~クロボカンに要した時間なんと1時間半。

暑さと人・車の多さ、田舎モンの私たちにとってクタはやっぱり半日が限界だと思い知らされ、家路につきました。

シェラトン内バリ・ビーチ・ウォーク


2012年12月18日

バリ撮影 BS日テレ『TravelixⅢ(トラベリックスⅢ)』12月22日(土)10時から再放送!


先日撮影のお手伝いをさせていただいたBS日テレ『TravelixⅢ(トラベリックスⅢ)~世界体感旅行~』が11月25日、12月2日、12月16日の3回にわたってオンエアされ、今週12月22日(土)午前10時からは3編目の『ジャワ島・ジョグジャカルタ』編の再放送があります。


 ※1編目の『バリ島・ウブド』編の放送内容↓
  http://www.bs4.jp/document/travelix3/oa/121125/main.html

 ※2編目の『バリ島・南部』の放送内容↓
  http://www.bs4.jp/document/travelix3/oa/121202/main.html


2012年12月14日

バリ生活 隣の空き地に家が建ってしまう…

積み上げられたブロックの手前が元からあった我が家の低い塀…暗~; 

丘の尾根に建てた今の家に住み始めて11年、敷地の両隣は空き地で、向かいは田んぼ、というとても静かな土地だったので、バリ人の一般的住居のような高い塀や狭い入り口(悪霊が入らないようになっている)など造らず、太陽の光いっぱいの明るい環境だった我が家の北隣にとうとう家が建つことになりました。

男の子ばかり4人の子供さんがいる村の人のお宅です。

建て始めたなぁと思ってテラスから時々大工さんと話したりするのも束の間、気付けばこんなに背の高いブロック塀が築かれていてちょっとびっくり、正直こんなに高くしなくてもいいんちゃうん?!という思いもよぎったのだけれど…。

でもよく考えたら、こっちでは建物を境界線上に造る習慣(?)がある(我が家は違うけど)ので、ブロック塀のように見えるけれどこれが家の壁でもあり、すぐ向こうは部屋ということになるのです。

ってことはこのブロックはこのまま景色の一部になるわけか、勝手にペンキ塗るわけにもいなかいの?!…この暗さにまず慣れないといけないし…と現実を受け入れる日々、これも時の流れかと。

2012年12月4日

バリ生活 プルメリアの生涯

散ったジュプンの花々、雨が降った後は特にいっぱい
日本ではプルメリア、バリ名はジュプン、ここ数ヶ月前から咲き始め今はどこも満開です。
白と黄色は神聖な色でもあり、お供えにはかかせない花なので、バリの家ではたいてい庭にジュプンの木が植わっています。
ただ、お供えには散った花は使えません。
でも枯れて散るわけではなく、こんなにきれいなままなので、枯れ葉と一緒に捨てるのはもったいなく、それを階段に敷き詰めて飾っているレストランもあったり、スパなんかではお風呂に浮かべてフラワーバスに使われてたり、とってもいい香りなのです。
そして、1、2日するとだんだん茶色くなってきて、乾いたものはアロマオイルに加工できます。
そのために、各家に買い集めにやってくる人がいるので、どこの家庭でもたいてい散ったジュプンを干している光景を目にします。
うちはワヤンがお水の販売を始める前くらいに自分でお線香を作りたいと言って集め始めたのがきっかけで、この間米袋にいっぱいになり、今は忙しくお線香作りは見送りと言うので、買い取ってもらいました、1キロ9万ルピア(約800円)。
少し前はピークで1キロ15万ルピア(約1300円)もの高値がついてらしく、他人の家のジュプンの木を勝手に揺さぶってわざと花を落として持ち帰る人まで出現し、社会問題にもなれ兼ねないくらいエスカレートしているジュプン拾い…神聖なお花だということを忘れずに、まずはお供えしましょうよ♪

毎夕する家の前のお供えも翌朝にはジュプンだけがなくなっている…


2012年11月26日

バリ生活 マンゴーの季節♪

Mangga Harum manis
この美味しさが届くでしょうか…?
こっちの家庭では、マンゴーはまず皮を全部むいて厚めの削ぎ切りにして食すのですが、うちの子たちはどこで見たのか、日本ではお馴染みのこんな食べ方をしたがり、あまりに美味しそうにできたので写真を撮りました。
2ヶ月くらい前から市場でてんこ盛りになり始めたマンゴー。
ひとくちにマンゴーと言っても、たーっくさん種類があるのだけど、私はこの『ハルム・マニス』が好きかなぁ…『マナラギ』も美味だけど。
初めの頃は1個4000ルピア(約35円)だったのが、今は1個2500ルピア(約20円)くらい…旬の恵に感謝、感謝。
ただ、マンゴーの匂いにつられてハエも激増!ごはん時にどこからともなくやってくるたくさんのハエを見ては”マンゴーの季節だからねぇ”と言うのが慣わしです。

2012年10月28日

バリ生活 体にやさしいミネラル・ウォーター(軟水)  ”Tirta Diksha Semesta"

ボトル(330mℓ)
バリではめずらしい軟水のミネラル・ウォーターができました。
出会ったのは1年前、初めは笑いヨガの先生が売っているのをお手伝いしていたのですが、今はワヤンが友達と独立して"Tirta Diksha Semesta"という名前で販売・宅配しています。

普通バリの水は硬質で、ミネラル・ウォーターも硬水です。
石灰分が多く、ヤカンの裏側には白いものがこびりついていたり、グラスなんかを拭かないで乾かすと白い水滴の後が残ります。

それを特別な機械を通して、軟水のミネラル・ウォーターを作れるようになりました。
今まではあまり気にならなかったのですが、軟水に慣れてしまうと、たまに他のミネラル・ウオーターを飲むと喉に刺激を感じるのです、あぁやっぱり硬いんや…と。

水の硬・軟質を表すのにTDS(不純物溶解度)を調べますが、他の一般的なミネラル・ウォーターはだいたい100~200ppmに対して、"Tirta Diksha Semesta"は0.6ppmです。

でもミネラル分もある程度は体に必要なのではないかという思いもあり、ワヤンがお手伝いを始めた頃いろいろ自分なりに調べました。
すると、体に必要なのは植物などに含まれる有機ミネラルで、水に含まれるミネラルは無機質なので、体に吸収されずに排出されるので負担になるだけだということで、軟水は体にやさしいもののようだということがわかりました。

バリ在住の日本人の方々にもたいへん好評で、もう長くバリに住んでいらっしゃる方も、これを飲み始めてから体調が良くなったとかで、ワヤンはそういうのを聞くのがとても嬉しいんだとか…原発事故から避難してバリに来られる方も増えているようで、口コミで広めていただいてます。

今はウブドエリアを中心にお届けしていますが、ご注文数等によっては遠方へも配達できる場合もありますので、お気軽にご相談下さい。

ガロン(19ℓ)
《取扱商品》

 *ガロン (19ℓ)  Rp.50,000

        リフィル Rp.12,000
            2014年1月~  13,000
            2015年1月~  15,000          


*ボトル1箱(24本入)
    330mℓ    Rp.36.000
    2015年1月~ 40,000

             600mℓ    Rp.40,000 
             2015年1月~ 45,000

 
         → ご注文専用電話0361‐8000606にSMS かお電話下さい♪              085-100-100-606(2015年1月~)  

※商品額・電話番号等、変更・追加させていただきました。

2012年10月13日

バリ撮影 毎週土曜日夜11:30~11:55『Woman On The Planet』好評放送中!!

「今の生活をリセットして、海外で暮らしたい!」
そんな思いを抱いて、3人の女性たちが日本を飛び立ちました。
そのうちの一人「結婚より、大切にしたいものがある」と話す31歳の"結婚しないウーマン"が、エステ修行でバリ島へ。
ウーマンたち、それぞれの海外移住。
等身大のリアルストーリーを明日もぜひご覧下さい♪

 日本テレビ毎週土曜日夜11時30分から11時55分まで先週から放送中!!
    "Woman On The Planet"(ウーマン・オン・ザ・プラネット)
            →http://www.ntv.co.jp/WOTP/

2012年9月30日

バリ生活 ソープナッツ(せっけんの実)のチカラ



ソープナッツ、日本ではムクロジと呼ばれるそうで、実の中にある黒くて硬い種は羽子板の羽根の玉や数珠に使われているそう…種を除いた実を乾燥させて水につけると、なんと洗剤になるのです!!だから"Soap Nut"。

昨年の大震災後、地球のことを思ううち、まず始めたのは節電とゴミ減らし。
もうだいぶ前からエコバッグをよくいただくので、てっきり日本では皆さん愛用されてるのかと思いきや、7年ぶりに帰国した時にほとんど目にしなかったので意外に思った記憶もまだ新しいうちに、このド田舎の我が村、数十年前の日本を思い起こすようなバリの我が町でエコバッグを使い始めてみました。
ここでは万引き防止のため、スーパーなどでは入り口でバッグやジャケットなど荷物を全部預けないといけないところもまだまだ多いし、バッグ持ってるからここにって言っても???な顔されてわざわざビニル袋に入れてくれる人もいるし、徹底するのは難しいけれどできるとこからちょっとずつめげずに続けてます。

そうするとゴミが気になりだし、次に試みたのは布ナプキン。聞いたことはあったけどどうすればいいかなと思っていたら、すごいタイミングでたった一度立ち寄ったオーガニック・マーケットで売っていて即購入。それだけでは足りなかったので、只今自分で製作中…。

そして洗剤に…ソープナッツと出会ったのはほぼ半年前、友達からおしえてもらい、袋にいっぱい入った乾燥させた実をワヤンがエコランドリーで買ってきてくれました。
昔はウブドでも川岸などに自然に植わっていたそうで、マンディ(水浴び)や洗濯、大事なバティックを洗ったりしていたそうですが、今はなかなか見当たりません。

洗濯に使い始めて1週間くらい、たぶん洗濯槽にこびりついていた石鹸垢みたいなものの塊りがポロポロはがれているのです。初めは、洗濯機の部品が壊れて砕けた欠片かと思ったのだけど(もう12年使っている…)、でも硬いものではなくポロポロつぶれるものが毎日ずーっと出てくるのです。
以前に奈良の母から送ってもらった洗濯槽クリーナーを使った時には、茶色の薄い膜みたいな水垢が取れただけだったのに、です。
でもその時はまだ半信半疑、あれはやっぱり汚れだったんだと思うようになったのは、つい最近…ソープナッツで洗濯して一晩干すのを忘れてしまった翌朝。うちの水は汲み上げた井戸水を使っているので服とか濡れたままにしていると数時間ほどで臭ってくるのに、一晩たってても全く臭ってないのでびっくり!…ちゃんと除菌されているのだと実感しました。

洗濯だけではなく、お皿洗いにも使っているのですが、油っこい食事の多いバリごはんの後片付けもすっきりです。
もちろん水洗いだけで十分きれいになるものはすぐに洗うようにして、油汚れを広げないようにしたり、揚げ物した後そのまま同じ鍋で炒め物をしたり、工夫をしながらエコライフにはまっています♪

2012年9月2日

バリ 本日の両替レート(RUPIAH RATE)

ウブドで両替するのに一番安心な赤ちょうちんの老舗両替屋"Dirgahayu"のウェブサイトでは、両替レートが随時更新されています。↓

2012年7月25日

バリ撮影 今週土曜日夜11時半放送『世界弾丸トラベラー』

先日撮影のお手伝いさせていただいた『世界弾丸トラベラー』が、7月28日(今週土曜日)夜11:30より日本テレビ系列で放送されます!

ぜひご覧下さい♪

2012年7月14日

バリ嫁どっぷり生活から戻りました~


やっと戻りました、元の生活に…そして気付けば子供たちの年度末1ヶ月休暇ももう終わり、おまけに乾季なのにここ1週間ど~んより雨モードで、どこにも遊びに行けず終い、あさってから新学期が始まってしまいます。

思い起こせば4月の終わりに、義妹から2ヶ月後に実家で大きなお祭りをすることになったと聞かされ、私たちの家のやり残している儀式も一緒にするという…

忙しかったこともあって手伝いに行くタイミングを逃していた6月初め、『ジュンの家のお供え物の準備も私がやってるんだから時間があればここに来なさい』と、とうとうお義姉さんの雷が落ちました。
でもまだ撮影の仕事でバタバタしてる時だったので落ち着くのを待って、やっと思い腰を上げ実家通いの毎日が始まり…朝から晩まで、途中夕方に数時間は家に帰って用事を済ませるだけの実家にどっぷりという生活が3週間以上続きました。

初めは家族だけで準備していたのだけど、ラスト10日間くらいは村の人々も手伝いに来てくれるので炊き出しが家族の主な仕事になり、朝はコーヒー&軽食、昼前に昼食、食後のコーヒー&おやつ、夕方に食事、夜もコーヒー&おやつ、と1日5回。
料理好きのお義姉さんはおやつも全て手作りするので台所は休む暇もなく、時には夜中12時まで翌日のおやつの仕込をした日もあり、お祭りが近づいた頃にはもうヘロヘロ…

でも一番辛かったのはその忙しさではなく、ブラウニーとの別れ…特にわが息子は半泣きでした。
お祭りの前日に行われる『ムチャルゥ』という儀式、悪霊がお祭りの邪魔をしないように”生けにえ”を捧げるのですが、普段は鶏とかだけど、大きなお祭りになるといろんな生き物が捧げられ、息子の心の傷になったのは茶色の子犬…3週間前から実家に連れて来られていたのです。

情がうつってしまうのが怖くて撫でたりしないようにしていたのに、子犬の可愛さについつい抱きかかえてしまうこともしばしば、子供たちともじゃれるし、名前をつけないでって言ってるのにいつの間にか『ブラウニー』って呼ばれてるし、もうすっかり家族の一員のようでした。
途中で一度、同じ茶色のもっと小さい子犬が連れて来られたことがあったので、息子はブラウニーが助かると思い込んでいたけれど、翌朝にはその新しい子犬はいなくなっていて、またがっくり…ということもありました。
なのでお別れの時は、私たち3人(娘も)は1日ブルーでした。
でもバリ人はこんなことも慣れてるんですよね…落ち込む息子をからかいまくりでした。

”生けにえ”の意味を深く考えるきっかけにもなり、最近特にこういう儀式ごとがどんどん派手になっていることもすごく気になっているので、これからも原点を問い続けていきたいとつくづく思うのでした。


これが我が家の『ムチャルゥ』、ブラウニーはいません。


そしてお祭りの締めくくりは『ポトン・ギギ』、やっと華やかな気持ちになれたような気がしました。  
ワヤンと出合った頃に生まれた姪っ子や、結婚するちょっと前に生まれた甥っ子が皆大きくなって、一人前の大人になるために犬歯を削るという儀式を受けたので、とても感慨深かったです。
     
一番前は義姉、後ろの踊り子のような3人がかわいいかわいい姪っ子甥っ子たち

とても綺麗に着飾った姪っ子たちと写真と撮りまくって一度帰り、久々にまだ明るい昼間にパソコンに向かい、仕事のメールを読んだとたん、バリから日本に帰った時のような妙な感じで、一瞬にして元の生活に引き戻されました。                                        

2012年5月14日

バリ料理 サンバル(チリソース)作り体験

昨年12月に放送された『男子ごはん in BALI』をご覧になり、サンバルを作ってみたい♪という嬉しいメールをいただき、我が家で体験していただきました。

サンバルとは、赤たまねぎやにんにく、唐辛子などの薬味を混ぜたチリソースです。
各家庭、お店によってブレンドや調理の仕方が微妙に違うまさにおふくろの味、サンバル・マタ(生サンバル)や、サンバル・トマト、サンバル・ゴレン(炒めサンバル)、サンバル・ルブス(茹でサンバル)など数種類のサンバルがあります。
今回は、『男子ごはん』で太一くんとケンタロウさんがクタの一般家庭におじゃまして、ナシゴレン(焼き飯)にのせながら食べていた『サンバル・マタ』と『サンバル・トマト』の2種類を、ワヤンの弟の奥さんに教えてもらいました。

レシピも紹介しちゃいましょう~、まずはサンバル・トマトから、Let's try!
※▲がついた材料はお好みで、なくてもできます♪


  1. トマト2個、チャべ・ロンボク(大唐辛子)4本は適当な大きさに切り、バワン・プティ(にんにく)8かけ、チェべ(小唐辛子)4本、クミリ(▲キャンドル・ナッツ)3個と一緒に茹でる。
  2. にんにくがやわらかくなったら具を全部すり鉢へ取り出し、テラシ(海老を発酵させた調味料)と塩、砂糖も少々入れすりつぶす。
  3. フライパンに多めのオイル(あればココナッツ・オイル)を熱し、トロトロに合わさった薬味を炒め煮してできあがり。


※こんな感じでトロトロになるまですりましょう。


できあがり♪


左がサンバル・トマト、もう一つのサンバル・マタ(右)のレシピはこちら↓

  1. バワン・メラ(紫の小たまねぎ)15~20個を薄い輪切り(=繊維を裁つ)にして、塩もみしてしぼります。
  2. バワン・プティ(▲にんにく)1かけ、ジャヘ(▲しょうが)1かけはみじん切り、スレー(▲レモングラス)3本とチェべ(小唐辛子)4本を薄い輪切りにして、たまねぎのお皿へ全部入れておく。
  3. フライパンにたっぷりのココナッツ・オイル(なければサラダ油でもできます)とテラシ(海老を発酵させた調味料)を入れつぶしながら熱し、香りがたってきたら火を止め、切った具のうえにジャーッとかけ、人肌に冷めたら、ライム(▲小さな柑橘類)をしぼり、混ぜ合わせて塩で味を整える。
        ※ライムの葉を細く千切りにして入れても美味しいです♪

2012年4月15日

バリ撮影 男子ごはんの本(その4)4月20日発売!!

昨年バリロケのお手伝いをさせていただいた、
『太一×ケンタロウ★男子ごはん』(テレビ東京で毎週日曜日放送中)の本、
シリーズ第4弾がまもなく発売されます!

★掲載レシピ数、100以上!
料理写真は、すべて国分太一が撮影!
★太一×ケンタロウ トーク集
★"豆板醤"、"赤みそ"、"オリーブオイル"等、
番組で人気の手作り企画を誌上でプレイバック
★書籍スペシャル企画
~「太一×ケンタロウ」の原点?!昭和の風景を探して、
  二人が少年時代を過ごした懐かしい街を散策~他

    発行:M.Co.
    発売:角川グループパブリッシング
    定価:本体1890円(税込)

2012年3月11日

3.11 Pray for Japan

1年前、バリ人の友達から「日本ですごい津波、すぐにテレビ見て」と携帯電話にショートメールが入ったのは、バリ時間で16時頃(日本時間は17時頃)、画面で流れている信じがたい映像に涙がとまりませんでした。
普段から電波がよくなくてほとんどテレビを見ない我が家だったけど、それからはずっとテレビから目が離せずにいたら、福島原発で爆発…悲しみに怒りが加わった瞬間でした。
なんで?!どうして?!…自分なりに原発について調べ勉強し始めたら、取り返しのつかないたくさんの犠牲のうえにあるものだと感じ、地球にとってメリットは何も見当たらず…
メリットがあるのは、原発産業に加担している企業や国が大儲けすること、『原発は欲のかたまりだね』と言ったワヤン、私もそのとおりだと思ってます。

そして、インドネシアでも凍結されてたはずの原発計画が、4ヶ月ほど前から進められることになり、テレビで『安全でクリーンなエネルギー』として原発推進コマーシャルが流れました。これはかつての日本と同じ手法です。
建設予定地は、バリ島の西隣、ジャワ島北中部のムリア半島のバロン村というのどかな漁村で、バリから400kmくらいのところです。
どこの国でもそうですが、予定地の地元住民は大反対、何年も闘い続けていて、代表者は昨夏日本であった国際シンポジウム『海を超える原発問題』に参加し、日本に対して「原発を輸出しないでほしい」と訴えたそうです。

そんな想いも込めて、今日バリ時間で13時46分、祈りました。
O~m Shanti Shanti Shanti O~m  ※Shanti=Peace

2012年3月8日

バリ生活 『NOT FOR SALE』盛んな土地売買

昨年の今日、東日本大震災の3日前に書きかけてたブログの写真です。
うまく思いを書き表せないでいたら、お蔵入りしてしまってました。
大震災の2週間後くらいに控えた撮影の仕事で、ロケ場所を探していた時に、ここを通りがかりました。
インドネシアは今バブルの真っ只中、どんどん土地の値段も上がってるようで、大事な田んぼや畑を手放す人は増える一方…
"ライステラス" "自然への感謝" "神々が棲む" 『癒しの島バリ』はどこへ向かっているのだろう…

2012年2月22日

バリ生活 カメレオン キッズ?!

先日、早朝に庭の落ち葉を掃いていたワヤンが、子供たちを呼びながら手にカメレオンをぶら下げていました。
トカゲやヤモリならしっぽを自分で切って逃げちゃうけど、カメレオンはそうじゃないのか…なんて思いながら近づいていくと、普通のより二まわりくらいちっちゃなカメレオン。
子供か…と思いきや、顔をよく見てみたら妙にじいちゃんっぽくて大笑い。
脱皮したばかりだったようで、皮がまだ顔にだけ残っていてしわしわに見えたのでした。

2012年2月15日

バリ生活 バリのバレンタイン

昨日はバレンタインデー、今朝起きたら枕元にピンクのバラの花が2輪置いてありました。
ワヤンがお客さんと行った、ジンバランのアヤナ・リゾート内の断崖絶壁にある格好いい青空バー(?!)『ロック・バー』で、配っていたのだそうです。
てっきり子供たちに1輪ずつかと思っていたら娘と私にくれると言う…そっか、バリのバレンタインは『男子から女子へ』が基本だったけか。
バリ人はヒンドゥ教だからクリスマスは全く関係ないのだけど、何故かこのバレンタインは盛り上がるので笑けます。
そんでもって、もっとびっくりするのは、子供たちが学校の先生にも何か贈らなければならない…半ば強制的に、前もって先生の方から品物のリクエストがあった年もあり…
朝礼の時のように先生が校庭に立ち並んで、生徒が握手しながらプレゼント渡す光景を初めて見た時は鳥肌もんでした。
毎年頭の中が???でいっぱいになるバレンタインですが、今年は私もなんちゃって手作りおやつにはまっているので、『焼きショコラ』なるものを作って家族と亡き父に贈り、とうとうバリでバレンタインに参加してしまいました…とさ。

2012年1月26日

バリ生活 昨日から風が強い…

約1ヶ月間、毎日雨が降り、やっと降らなくなったと思ったら強風…
何年か前には南の海岸から竜巻が通り抜け、デンパサールの友達の会社の倉庫の屋根が吹き飛んだし、一昨年だったか、ウブドからちょっと北上したとこで竜巻が発生、友達の家の瓦が吹き飛んだ。
そして昨日は、隣村で道路沿いの大きな看板が倒れ、下を走ってたバイクの人に直撃、亡くなったそう…道沿いの椰子の木もワッサワッサと大揺れしてるので、椰子の実が落ちてくるのではないかと、上を見ながらバイクを走らせています。
ワヤンいわく、イムレック(旧正月)の頃はいつも風が強いんだとか…確かに3日前の23日はイムレックで祝日でした。
覚えておこう、旧正月は風が強い。

2012年1月24日

バリ お祭りカレンダー2012 BALI Calender

毎年恒例やったのに忘れてました、遅くなりましたが今年のバリのお祭りカレンダーです。
あと1週間ほどで、いきなりガルンガン(お盆)がやってきます…
と言うのも、バリの祭事は主に210日を1年としたウク暦で行われるので、7ヶ月ごとにやってくるのです。
もうすぐ実家通いが始まります…ガルンガンは1年で一番大きなお祭り事なので、気合入れなきゃ…です、ハイ(自分に言い聞かせている…)。

1月11日 プサ寺院★
1月17日 ダラム寺院★
2月 1日 ガルンガン(お盆)
2月11日 クニンガン(お盆明け)&ブキッ・ランキアン寺院★
2月21日 バトゥアン寺院★
2月23日 ブキッ・ジャティ寺院★
3月23日 ニュピ(お正月)
3月27日 ブキッ・バトゥ寺院★
4 月6日 ブサキ寺院(総本山のお祭り)
6月16日 サラスワティ(学問の神様に感謝の祈り)
6月20日 パグルウェシ
6月30日 ブキッ・トゥガ寺院★
8月 8日 プサ寺院★
8月14日 ダラム寺院★
8月29日 ガルンガン(お盆)
9月 8日 クニンガン(お盆明け)&ブキッ・ランキアン寺院★
9月18日 バトゥアン寺院★
9月20日 ブキッ・ジャティ寺院★
10月23日 ブキッ・バトゥ寺院★
                     (★はうちの村のお寺のお祭り)



2012年1月2日

バリ生活 今年の年越しはパダンバイで。

昨年5月に奈良の父が他界しましたので、新年のご挨拶を遠慮させていただきます。

たくさんの生命と生活が奪われた昨年3月11日以来、いろいろ考える日々を過ごしています。
そしてなるべく地球に負担をかけないで暮らしていきたいと思うようになりました。
今も続く放射能汚染…原発はエネルギーの問題でなく命の問題だと思えてきます。
いつもまずは地球にとってどうかを考えてみる♪
地球本位でいると自分のどうってことのない欲は不思議と消えてしまい、自分も自然の一部で包まれているような安らかに気持ちになって、シンプルな生活を送りつつある今日この頃です。

今年はお寺で年越ししました。
バリ東部のパダンバイというダイビングなどが有名な港町のはずれにある『PURA SILAYUKTI(シラユッティ寺院)』。
ワヤンが昨年からはまっている『笑うヨガ』(お腹から笑うように声を出すのが体にいいというヨガ)の先生や友達家族と一緒に年越しお祈りして
、翌朝は海岸で引き揚げられたばかりお魚を焼いて食べようという企画でした。

お寺で寝ると言うので子供は無理だしワヤンだけ参加だと思っていたのですが、友達家族が宿をとるというので便乗することになり急遽私たちも参加。
ところが、いざパダンバイに着いてみると、花火と賑やかな音楽でお祭り騒ぎ。
私が嫁いできた13年くらい前のバリは、お正月と言っても普段と全く変わりのない日だったのですが、徐々に友達同士で宴会したり、村の集会所でも子供たちが踊るイベントがあったりするようになり、昨年くらいからは花火を買って打ち上げる人が一気に増えました。
パダンバイは湾になっていて、北側の丘の上に位置するこのお寺から、町と港の明かりがキラキラ映る海を見下ろし、向こう側の岸から打ち上げられる数々の花火がめちゃくちゃ綺麗で、子供たちとずっと見惚れていました。

お祈りが終わってもいっこうに宿に移る気配がないなぁと思っていたら、宿をとってもこの騒々しさの中で寝れないだろうと、私の知らない間にバリ人同士で話がまとまっていたらしく…初めてお寺にお泊まりするはめに。
体には虫除けをつけていたのだけど、塗り忘れた顔をいくつも刺され痒くて痒くて寝られない私の横で子供たちは爆睡!!…はぁすっかりバリっ子やなぁとたくましく思いながら、体は痛いし、夜中にお祈りに来た団体はすぐそこで花火を上げるしうるさくてうるさくて、私はほとんど寝られずしとしと雨のなか朝を迎えました。
今年も日の出は見られず、魚を焼いてる途中で分厚い雲の上からからやっと太陽が出てきました。

その後は、アグン山のふもとに住む友達の家に寄ることになったのですが、ここがまたすごい感動…英語で『スネークフルーツ』と呼ばれる『サラック』の産地で、途中から舗装されてない道をどんどん入る、右も左も曲がってもサラック、サラック、サラック…サラック林の中にあるお家でした。
山のようなサラックと、掘ったばかりのさつま芋を茹でて出してくれ、朝の魚の残りでスープと、そこで採れたぜんまいの炒め物で昼食をごちそうになって、最後にまた山のようなサラックをおみやげにもらい、自然の恵みをたくさんいただいた1日になりました。

そして夜7時頃家に戻ると、子供たちのおもちゃと化したホワイトボードにこんなメッセージと絵が…
訊けば久しぶりに家を留守にするのを不安に思った息子が、出かける前に娘と一緒に書いて行ったらしいのです(親は二人とも全く知らず)。
我が家の前で馬(注:犬ではありません…笑)に乗った神様が祈っている絵と、メッセージは…
”神様がこの家を守っていてくれますように”

今年もよろしくお願いいたします。