2016年10月21日

バリ生活 日本のカレーが大人気!!

日曜日の朝、高3の甥っ子のリクエストでカレーを作って欲しいと、鶏肉半羽、じゃがいも大5個、西洋にんじん4本と大きな玉ねぎ2個が突然実家から届きました。
カレールゥがそんなにあったっけ…とつぶやいてみる私、でもルゥがない時はこっちのカレー粉と小麦粉で日本カレーを私が作っているのを知っている姪っ子は、できるよねお願いと言って半強制的に置いていきました。

半端な残りとまだ1箱ルゥがあったのでそれで何とか鍋いっぱいのカレーを、バリ人用に唐辛子も数本足して作り、3分の2ほどを実家に持ってってもらったのですが…
翌朝、義妹に会ったら、すごい勢いであっという間になくなったとのこと。
その義妹の実のお母さんにも呼び止められて、たまたまうちの実家に来ていたらしく、『ジュン、昨日の料理美味しかった~』と言われびっくり。

結婚して数年間は、時々村の子たちと日本カレーを作って食べていたのだけど、やっぱり好き嫌いがあるようなので、今は自分ちだけで食べるようになっていました。
実家の料理好きのお義姉さんも、その頃はきつい味ね…と言ってたのに、今回は甥っ子がたくさんお替りして自分はちょっとしか食べられなかったからまた作ってね、と。

私も、普段は高くて買わない大きな玉ねぎ(いつもバリの小さい紫玉ねぎで済ませている^^;)がたっぷり入ったカレーを食べて、こんなに甘くなるんだと改めて実感。
この十数年の間にいろんな食べ物が増えて、保守的だったバリの人の舌もだんだん変わってきてるんだなぁと思ったのでした。

2016年10月5日

バリ嫁生活 親戚寺オダラン後の恒例料理”バナナのスープ”

オダラン(お寺のお祭り)が終わった翌日は皆で片づけ。
お供え物をばらして果物、お菓子、ご飯、お米、卵、肉など食べ物は神様の食べ残しで縁起物となるのですが、腐っているものやカビの生えてるものや飾りは捨て、葉や竹で作られた入れ物はやぶれていなければ洗ってまた使います。
その縁起物で一番多いのがバナナ、バナナと言ってもバリには数十種類もあるのですが、お寺のお供えによく使われるのはそのままでは固くて美味しくない種類なので、なんと野菜としてスープに入れられて、片づけ日のお昼ご飯になるのが我が親戚寺での恒例です。

残りを子供たち用にちょっともらって帰ろうとしたら、
全部持って行けと、鍋いっぱい分持たされてしまいました^^;

バリのスープは、玉ネギ(小さくて紫色)とニンニクと唐辛子に、ターメリックやショウガなどショウガ科のものが4種類入るのが基本で、黄色くて透明の辛いスープです。
それにバナナ?!と思うのですが味がすごいしみてホクホク美味しいのです。
バナナの他の果物でも、若いジャックフルーツや青いパパイヤも、黄色いスープの具になったり、細かく刻んでお肉との和え物(Lawar)やバナナの葉の包み焼(Pepes)などになります。

今回のオダランは、1年半前の盛大なお祭りの続きで最後の儀式があり、大きなオダランだったので、山のようなお供え物のばらしと、山のような入れ物を洗って天日に干して、乾いたものから集めて種類ごとにまとめて…と親戚総出で丸1日かかる片づけも、バナナのスープが楽しみで何とか頑張れたような感じです^^;