2014年4月30日
バリ生活 サルと過ごした3日間
数日前、サルが我が家に出没した。
ウブドのモンキーフォレストや、ウルワトゥ寺院にいるのと同じサル。
/お寺でお祭の準備中、うちにサルがいるとおしえてくれた人がいた。
家に帰るとサルの姿はなく、もうどっかに行ったかと安心して、ベランダに干してた洗濯物を取り込みながらふと愛犬チビの方に目をやると、小屋(檻)の中でのんびり昼寝しているチビの頭上の手すりに、なんと噂のサルがこれまたのんびり片足をぶらつかせて座ってた。
「犬猿の仲」の2匹がそんなそばで大丈夫なのかと思う反面、何も知らずに寝そべってるチビが可笑しくて、ジーっと見てるとチビが気配に気付きあわてて吠え…サルは余裕ですぐ裏にあるうちの貯水タンクのタワーに登って行った。
どうもそこが気に入ってるようで、子供たちを英語教室に連れていったワヤンが置いたと思われるリンゴがあった。
/ワヤンは出会った頃、モンキーフォレストでお客さんを探していたので、サルと仲良くなる方法を知っていた。
ウルワトゥのサルは観光客のアクセサリーや眼鏡などの光り物を盗って、返す代わりにエサをくれるオヤジがいて、そのオヤジもサルから取り返した物をお客さんに返すとチップをもらえるという図式になっていて、被害はますます多くなり、サルのイメージも悪いのが実情…
でもウブドのサルは、悪いことをするとエサをもらうのではなく、ちゃんと叱られて、エサは決まった時間にグループごとにもらうので、そんなに悪いサルは聞いたことがない。
それどころか、ワヤンは抱っこできるサルが二匹いたという。
/初めは、エサなんかあげてどうするんやろと思ったけど、グループからはずれたサルは生きて行けるのかと心配で、うちで飼った方が長生きできるかもという思いもあって、ワヤンが一生懸命仲良くなろうとしてるので、私たちもいつの間にか愛情を感じ始めていた。
なのに4日目の昼間それは起きた。
村で通報した人がいたらしい、吹き矢のような物で射殺されたという、いつもの我が家の貯水タワーの上にいるところを狙われ、ドスンと落ちる音でワヤンは初めて知ったという…通報した村人にどうしてだと食ってかかったらしく、お前の子供たちが噛まれたらどうなんだと言われ、そんな悪いサルじゃないと言い返したそう…何も殺さなくてもと私もお寺から帰るなり聞かされショックだった。
子供たちにも間近でそんな悲しい経験をさせてしまいトラウマにならないか心配…そして誰より、もう触れられるようになってたのに…とワヤンは本当に辛そうだった。
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