2014年2月23日

バリ生活 初!! ホテルで結婚披露パーティ in BALI

ムーディーな紫ピンクな舞台(左はバリ風の飾り)

とうとうバリ人もここまで来ましたよ、ホテルで披露宴なんて、今まではまーったく考えられないことでした。
バリ人にとって結婚式と言えば、自宅をきらびやかに飾ってたくさんお供えをしてお坊さんが来て祈りを捧げる儀式のことで、その日1日(時には翌日まで)来てもらった人に料理をふるまうというものでした。
もちろん今でもそれが普通です。

ところが先月、ワヤンが売っている軟水ミネラル・ウォーターを製造している工場長の一人娘さんの結婚披露パーティに招待していただいて、家族揃って行って来たのでした。
場所は、バリの州都であり、地元民にとって一番都会なデンパサールにあるホテル。

バリ人にとって一番の正装は、お寺に着て行く民族衣装なのだけど、今回はホテルということで洋服…だけどパーティ用の服なんて一枚もなく、娘と二人して持っているものの中で一番華やかと思われるものを着て用意していると、息子に冷ややかな顔で『派手すぎるよ』と言われ、『そんなことないって、行けばわかるから』と言い返していたのですが、いざ到着してみると想像以上の派手さ!インドネシアにもこんなにいろんな服が売っているんだ…と妙なところに感心していたけれど、やっぱりクバヤ(民族衣装)が一番華やかに感じるなぁとつくづく思ったりもしました。

宴が始まる頃にはほぼ満席、私たちのこのテーブルも3グループの相席に。

席はざっと数えて600席、日本みたいに予め出欠をとるわけでないので、適当に来て好きな場所に座る、目の前には赤・黄・緑に色付けされた飲み物とお水と春巻きがすでに並べられていて、いつ手をつけていいのかどうかもわからず…でもあまりに待たされるので手をつけた瞬間、披露宴の始まり♪

まずはバリ舞踊…その後全員起立して、新郎新婦の入場、後ろには両家の親族がずっと続く大名行列。
高砂の席に新郎新婦と、両脇にそれぞれのご両親も着席すると、指輪の交換やケーキカットなど、食事はおあずけのままだけどそれほど驚くことはなく…ところが!!

余興がな、なんと『キャバレーショー』…えっ?!今”キャバレー”って言った?!と心の中でつぶやいていたら、ノリノリの曲とともになんとオカマちゃんが金髪姿で登場♪
ワヤンと大ウケで爆笑していると、また『ママだけよ、大笑いしてるの』という子供たちの冷ややかな言葉…『だって結婚式ではあり得ないでしょ』と言いつつ周りを見てみると確かに皆真顔で見てる;踊ってる本人もノリにくそうに見えるのは私だけ?!これは絶対笑うところやって!とワケのわからんことを子供たちに言う私。

そして新郎新婦の馴れ初めやなんやで、最後にお食事いただいて(バイキング形式)、舞台上に整列している新郎新婦と両家のご両親とそれぞれ握手をしてお開き。
何の時もそうだけど、始まるまでの待ち時間は『今は何待ち?!』という時間のとにかく長いこと、だけどその代わり引きはとっても早い、名残惜しむというのは見たことない。もちろんこの披露宴の引きもめちゃくちゃ早かったので、あぁだから食事は一番最後なのね…と妙に納得して家路へとついたのでした。

引出物は商品の軟水ミネラル・ウォーターと、新郎新婦のネーム入りの紫とピンク(やはり;)のグラスが入っていた。