2009年6月23日

バリ 料理 COOKING LESSON レッスン 第3回

今回のメニューは、
ミー・ゴレン&テンペ・バッチャム&アヤム・ゴレン・サユル
そして今回の目からウロコは、
たかがミー・ゴレン、されどミー・ゴレン…奥の深さにびっくりでした。
ミー(Mie)は麺、ゴレン(Goreng)は炒める・揚げるという意味。
ミー・ゴレンは焼きそばで、インスタント麺でもたくさんあるのだけど、この日習ったのは、麺こそインスタントと同じような乾麺だけど、味付けが違う!
ちゃんと、すり鉢で香辛料をすり合わせて、麺と炒めてからめる…おいしいのなんのって。
こんなミー・ゴレンは、バリ生活11年にして初めての味でした。
レストランで食べるのではあまり見かけませんが、ワルンで食べるミー・ゴレンやナシ・ゴレン(炒飯)はたいてい赤い色をしていますね。
それはチャべ・ロンボクという赤い大きな唐辛子の色素で作ったロンボク・ソースの色なんです。
ちょっとピリ辛のこの唐辛子のソースを先に、お湯で戻しておいた麺にからめておくのがミソ。
ナシ・ゴレンも同様、炒め合わせる前に、ごはんにからめておきます。
ワルンの味を再現したい方は、ぜひ一度お試し下さい。

2009年6月4日

バリ レストラン NURI'S WARUNG ヌリス・ワルン

豚インフルなんて何のその!!
ここの豚のスペアリブの炭火焼は絶品、日本が豚インフルで大騒ぎしている時もこのお店は満員でした!
私たちのお隣に座った白人のおばさまは一応大丈夫なのか訊いていたようですが、それでもスペアリブを注文され、かぶりついてました。
そのままでもいいですが、バリ風チリソース(サンバル)をつけてハーフー言いながら食べるとまた格別なのです。
場所は、ウブド中心地からはちょっと離れたネカ美術館の前、駐車場がないのでたくさん路上駐車している付近です。

2009年6月3日

バリ嫁の宿命 『合同お葬式NGABEN&NGARORASの準備』


我が村の4年に一度の合同お葬式の準備が始まったのが1ヶ月前の5月4日、あさっていよいよNGABEN=火葬式です。

バリの人にとって、人生で最も盛大な儀式がお葬式。
生まれ変わりを信じているので、次のステージへの出発なのです。
3年前、ワヤンのお母さん(IBU)が亡くなった時、泣いていたら皆に叱られました、IBUが後ろ髪引かれて次のステージへ行けなくなるから、泣いたらダメだと。

なのでお葬式には多額の費用がかかるため、地位のある人や階級が上の人はすぐにお葬式をするのですが、一般的に一端埋めておいて4年に一度骨を掘り起こして合同でお葬式をします。
ただ、ここ1年くらいのうちに亡くなった人は骨にならないので、遺体は焼いておいて儀式は合同で行います。
NGABENは今回45名。

NGABENが身体の儀式であるのに対して、NGARORASは魂の儀式。
火葬された遺灰は海に流され、魂の儀式を済ませたら無事生まれ変われるそうです。
NGARORASはいつかすればいい儀式らしいので、過去にNGABENまで済んでる人もまとめて今回するということもあり125名、それ以外にも忘れられてる人がいるかも、だそうですが(生まれ変わられへんやん!!)。

準備開始当初は4日ごとに当番がまわってきていたけれど、途中から1日おき、朝8時半からだいたい3時頃まで、昼食とコーヒー2回付で、ひたすらお供え物を作り続けました。
お菓子とか各種7000個と、気の遠くなるような数。
永遠に同じものを作り続けながら、本当に修行をしている気分でした。 
そして今日、骨の掘り起こしと、とりあえず焼いておいた人の魂を海から呼び戻してくる儀式があり、あさってのNGABENが終わればまた17日のNGARORASに向けて準備が始まるでしょう…。
結婚11年にしてまだまだ嫁修行中だけど、 IBUがまだ生きていた頃はIBUにまかせっきりの不真面目な嫁だったので、 少しは安心してくれてるかなぁと思ってる今日この頃です。