2015年3月22日

バリ生活 昨日のニュピはプチ断食、明けて今日は温泉でリラックス~

断食は、内臓を休ませ、体の中をきれいにする、と半年くらい前に友達に聞いてから、断食してみたいとずっと思っていたのだけど、なかなかきっかけがありませんでした。
そうだニュピだ、チャンスはニュピしかないと思い立ったのが3か月くらい前、それから心の準備をしてきたつもりだったのだけど…
食事も食べ過ぎないように胃を小さくしておかないと、と思いながらもなかなかコントロールできないまま、とうとうニュピがやってきてしまいました。

ニュピはバリの新年で神様が瞑想するので、静かに過ごす日とされていて、国籍宗教関係なくバリ島にいる人全員が丸1日外出禁止、火・電気の使用禁止され、飛行機・船の発着もない、テレビ放送もなく…本当は断食する日だそうですが、今のバリ人は私の知る限り誰もやっていない…
ワヤンも毎年のように断食を宣言するものの、昨年までの私は全くの他人事と思って、遠慮なくワヤンの前で義妹が用意してくれたお正月料理『ティパット』を食べまくり、ワヤンは簡単に断食を断念するというニュピでした。

だけど今年は私が家族に、朝は義妹がティパットをせっかく用意してくれるのでそれを食べて昼と夜は断食しようということを提案しました。
子供たちもやると言い、泊りに来てた姪っ子・甥っ子も巻き込んで皆で臨みましたが次々に脱落;
自分は我慢しながら家族のティパットの用意をしないといけないのは辛くなりそうなところを、ラッキーなことに姪っ子が用意してくれていたので、私は誘惑に負けることもなく断食達成!!

キンタマニ高原から見るこの壮大なバトゥール山は何度も噴火している火山

そして断食明けの今日は、ワヤンが配達しているお水を温泉地に届けるというので、便乗して皆でお義父さんを温泉に連れて行こうということになり、観光地でも有名なキンタマニ高原を下って、バトゥール山のふもとの温泉に行ってきました。
いつもは夕方日が暮れる頃に行くのですが、今日はお昼頃に到着、それでも高原はやっぱり涼しく、温泉もとても気持ち良かったです。

バトゥール山のすぐ横にあるカルデラ湖、
対岸にはバリ原住民が住む風葬で有名なトルニャン村がある

そしてお昼ご飯はお決まりの、バトゥール湖で採れたてのムジャイルという魚を料理してくれるワルンへ、小さくてローカル向けのそのワルンは本当にいつも美味しい♥
帰りは途中で大雨にあったのだけど、皆大満足で帰って来ました。

それにしても、ニュピはなぜ雨が降らないのだろう…昨日息子がポロリとそう言いました。
そう、ニュピの日は毎年変わるのだけど3~4月と決まっていてまだ雨季です。
今日も一昨日も雨が降ったのに昨日は1日とってもいいお天気でした。
もしかしてバイクや車の排気ガスや、エアコンの換気が関係しているのかなぁ…とそんなことを話した今年のニュピでした。

2015年3月19日

バリ生活 生まれて初めて猫を飼う(=^・^=)

昨年8月も終わりに近づいた頃、愛犬チビがワンワン吠えてうるさいなと思って裏庭を見ると、子猫が2匹迷い込んで来てました。
うちに来た頃はたぶん生後1ヶ月くらい
子供たちが見つけ、手の平に抱き上げ、「可愛い~、ママ飼いた~い、お願~い」と懇願されるも、「あかんあかん、チビがかじっちゃうからかわいそうやろ…」と、一遊びしてからまた塀の向こうに返したら戻ってこなかったのでホッとしたのだけど…
翌日同じ時間帯にまたワンワン、ミャーミャー、子供たちが駈け寄ってまた抱っこして遊び始めました。
そしたら置いてあった米袋にかじりついたので、猫ってお米食べるのかとびっくりして、思わずご飯をあげてしまったのです。
あげたら最後、前日と同じように塀の向こうに返しても、たった1日で成長したのか塀に飛びのって戻ってきてしまったのです…もう飼うしかない…;
そう言いつつも、私はいわゆる犬派で猫は苦手だったので、こうなったことがとっても不思議な感じでした。
白が混じっている方がバニラ、混じってないのはチョコ、と子供たちが名付けました。

キッチン前

猫のことはさっぱりわからないので、初めの頃はエサも何をどのくらいあげればよいやら、キッチンの扉の前でミャーミャー泣き続かれました;






寝姿が癒しNo.1


でもエサを催促するのも、ジャレるのも、寝るのもいつも2匹一緒でその様子を見ているだけで癒されっぱなし!
手前がバニラ、奥がチョコ
なのに2月初頃、突然チョコがいなくなりました。
しばらくは帰ってくるのではないかと思っていましたが、それっきり…
いなくなる2、3日前から車の荷台のカバーの下で寝ることがあったので、もしかしたら乗ったまま車が動いてしまって、どっかで飛び降りたのかも…と。
取り残されたバニラを抱きながら、チョコ元気にしてるのかなぁと1ヶ月半経った今でも毎日のように思い出しています。

2015年3月11日

バリ生活 3.11から4年…

避難者数22万9000人、まだまだ終わってないのですよね…4年経っても。
つい先日も汚染水がダダ漏れしていたことが発覚した福島原発の、内部を取材している映像をネットニュースで見つけました。
完全防備で中に入って行かれてて、収束作業で設置されたらしい真新しい設備が映っていて、あぁ命がけでこれを設置されたんだと…これまでもこれからもいったいどのくらいの方々が被爆されるのか…胸がしめつけられる思いで見ました。
当たり前に脱原発に向かうものだと思い込んでいた4年前…今の日本政府を全く想像してませんでした。

”命よりお金”これは今バリでも同じです。
ここ数か月で、うちの村と手前にある隣村にも各村の真ん中に携帯基地局アンテナが立つことになりました。
バリは高い建物がないので、日本と違ってマンションの屋上とかではなく、地面に直に立ってることがほとんどです。
隣村は村役場の隣の空き地に突然立ちました、うちまで歩いて10分ぐらいの通り道沿いだったので、すごくショックでした。
そうこう言ってるうちに、今度は自分の村の2階建に改築された村役場の上に立つことになったのです、ここへもうちから歩いて10分ほど、うちはアンテナとアンテナのちょうど間くらいになってしまいます。
立地を貸すと一瞬にしてすごい額の借地料が入るのです、日本より物価の安いバリでは大金です…皆それで打診があった時賛成してしまうのです。
原発と規模は全然違うけど手口は同じです、そして言います、人体に直ちに影響はない、と。
電磁波による健康被害とか何も考えずに自分の家の敷地を間貸しする人も増えてます、庭にアンテナです。

隣村のアンテナ
毎日通る道の反対側は民家が密集しているエリア

バリはもともとヤシの木より高い建物を立ててはいけないという条例が45年前からありました。
なのでちょっと小高いところへ上がって見渡せばヤシ林と赤瓦の屋根がちらほら見える島でした。
それが携帯電話の普及により、2009年に条文からヤシの木のクダリは消され、アンテナやモニュメント等公的に必要なものを除き15mまでとなりました。
だから今のバリの景観はヤシ林からアンテナがニョキニョキ生えてます、すっかり変わってしまいました。
もう少し規制したり整理したりできるのではないか…乱立しているように思えてならない今日この頃;

世の中がとにかくお金のために動いてる、どんなに大きい問題も、身の回りの小さなことでもそう…お金によって、人と人のつながりや思いやる気持ちとか感謝とか『愛』が消えてしまう…そんな気がするようになりました。

2015年3月7日

バリ観光 本日のツアー3 東へ。+おまけ

 久しぶりの観光案内記事です;今回はウブドから東へ走りました。

 まずはクルンクンのクルタ・ゴサへ。
余談ですが、1995年から町の名前がクルンクンからスマラプラに変わってるらしい…98年にこっちに来てからずっとクルンクンだと思ってた私…今回初めて知りました^^;
で、そのスマラプラ王宮の中にある裁判所の役目をしていた建物で、天井には地獄絵が描かれていたりします。

その次はクサンバの塩田です。
ここでは今でも昔ながらの製法で塩を作っています。

海水を汲んでは砂浜に撒き、これを何度も繰り返し…

乾いた砂の上部だけを集めて、海水をかけ、砂を落とし、濃い塩水にして、ヤシの木を割ってくり抜いたところに入れて、天日に干すと…






とっても美味しい自然豊かな塩のできあがり!!
粗塩だけどとってもマイルドです♪
ただ…地元の人は安い精製塩を買うようになってしまい、このクサンバの塩は大半が外国人向けとなっていることは、とっても複雑な心境です…;

そして、魚のサテ屋さんでランチの後、ゴア・ラワ寺院へ。
『ゴア』は洞窟、『ラワ』はコウモリ、そう…コウモリの洞窟というお寺ですが、見た目は普通のお寺の門構えですね…しかし…





いました!!門を入って洞窟の入り口まで行くと、確かにコウモリがうじゃってます!!中には入れないのだけど、飛んでるものもいるのでフンには気をつけましょう…ね。
これは、Kepuhという神木で、今はもう少なく珍しいそう…洞窟のある崖を支えるように根っこがからんでいる大木です。
最後はチャンディ・ダサの入り口を山の方に少し入ったところにあるバリの原住民が暮らすトゥガナン村、今でも村民同士の婚姻がほとんどです。
日本でも有名なバリのかご『アタバッグ』の生産地でもあり、ダブルイカットという縦糸・横糸の両方ともを模様になるよう染めて織り合わせる織物も有名です。


この後はウブドへ戻って舞踊鑑賞という1日でした。

【おまけ】ちなみに翌日はタナロット寺院へ。


今タナロットではサンセットを眺めながらディナーがいただけるレストランができているそうです。
そこからの景色は残念ながらお寺は見えなくてサンセットだけみたいですが、とてもきれいだそうですよ。



「まだ観光案内やってるの?」と尋ねられることが増えてきたので、これではいけないと思い、心を入れ替えてアップしてみました!