2016年9月7日

バリ生活 またバリのお盆”ガルンガン”が廻ってきた~

バリは今日から10日間お盆です。
一部を除いて年間通して一番大きな祭事で、お供え物の準備も大変、豚を捧げるお祭り料理にも丸1日を要するし、各家の前にはペンジョールという竹に飾りつけしたものが建ち並びます。

以前は椰子の若葉で飾ったペンジョール、この黄緑色が大好き♥

それが昔は、椰子の若葉で飾りつけていたので、ガルンガン当日は黄緑色のペンジョールが道路にアーチを作り、とってもキレイで私は大好きだったのですが、最近ではロンタルという固めの葉を漂白したものを使って作られた各部分を買ってきて、竹に取り付けるのが普通で、道路は白いアーチになってしまっています。

ロンタル製品の各部分があちこちで売られている、
程良い厚みと固さのせいかいろんな形が可能、
年々派手になっているような…
今は、ほとんど全部のお宅が白いペンジョール

椰子の若葉だと翌日には枯れて茶色くなってきてしまうのが、そのロンタルだと日持ちするもので重宝がられていて、お供え物にもたくさん使われているのですが…
手が痛いんです(泣)…お供えを作るお手伝いで何度かロンタルを使いましたが、触り始めてけっこうすぐに手指の腹が白くなってピリピリしてくるんです…薬剤がしっかり乾いていないと強烈です。
うちもこのロンタルが出初めて何回かは白いペンジョールでした、でも…

このお祭りが終わったら捨てられて雨でこの大量のきつい漂白剤が土に浸み込むんだなぁ…とか、
ロンタルをこのきつい漂白剤に漬け込んで売っている人の体は大丈夫なのか、その辺りの土や水の汚染はどうなんだろうか…とか、
このきつい薬剤で漂白されたロンタルを使ってお供え飾りを大量に作って売っている人の体は大丈夫かなぁ…とか、

自分で痛い経験をしてからいろいろ考えるようになって、前回(7か月前)のガルンガンからうちでは白いロンタルは一切使わないようになりました。


竹に赤い布を巻き付けて椰子の若葉の飾りをつけてます。
もともと緑が生い茂っている我が家では
ペンジョールがあまり目立たないのだけど^^;

とは言っても、ペンジョールの先っちょにぶら下がっているキレイな飾りは、とうてい自分で作れるものではなく(以前は近所の人にお願いして作ってもらってた)、それでなくてもお供え物の準備で忙しくしている兄嫁に頼み込んで、椰子の若葉で一緒に作らせてもらっています。

お義姉さん、忙しいのに毎回ありがとう~
ホントに感謝してます!

前回はうちだけだったのが、今回はもう1軒黄緑色の飾りのお宅があり、少しづつでも皆が自然に戻っていけたらいいなぁという思いを込めた我が家のペンジョールです。

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