2009年7月13日

バリ発 東ジャワのヒンドゥ教寺院にお祈りの旅













イスラム国家インドネシアにおいて、バリ島だけは島民の9割以上がヒンドゥ教徒。数少ないジャワ島在住のヒンドゥ教徒のためのお寺のお祭りに参ったお話の始まり、始まり…

7月6日早朝6時半、村を出発。お義父さんと義弟、姪っ子、甥っ子、友達いっぱい…大人15名+子供4名が車2台にぎゅうぎゅうに分乗。

バリ最西端のギリマヌク港に着いたのは10時過ぎ、ジャワ島まではフェリーで40分の船旅、10時半バリ島を離れる、快晴。

やっぱり船が好き、海が大好き。もともとバリに来たのも南の島好きだったから…なのに縁あって山に住んでいる。奈良も海がなくてあんなに憧れてたのに…ってことを思い出す。

だから船の上では子供と一緒にはしゃぎまわった。ずっと甲板に出て波を見ていた。

バリ島とジャワ島は、船でたった40分の距離だから陸からでもお互いよく見える。ジャワ島には富士山級の山がいくつもあるので壮大な景観、西ジャワのジャカルタのような大都会のイメージとはかけ離れている。

ジャワ島側のバニュワンギの港からまた車で今度は約5時間のドライブ。

バリ島とジャワ島の違い①犬がいない。②べチャ(自転車タクシー)がいっぱい。③電車が走ってる。④モスクがいっぱい。⑤民家が高い塀で囲まれてなくて丸見え。

9年くらい前にも行ったのだけど、その時は気付かなかったっけか…バリに10年以上住んだからこそわかる、あれ?!何か違うぞって。

②と③以外は宗教上の考えによるものだから、インドネシア国内ではきっとバリ島だけが違ってるんだと思う。

べチャには乗ってみたかったなぁ…

電車好きの息子は久しぶりに線路を見て大興奮!ただ電車は本数が少ないみたいで帰路に1回走ってるのを遠めに見ただけ。

私はそれよりも、広大な畑の中に、刈りとったものを積んだ小さな貨車が連なっているのが新鮮だった。運転席のないあれはトロッコ?!…ぜひとも運ぶところを見たかった。

途中、何度も何度も線路を横切ってくと、今度は1時間くらい河川敷を走り続けた。

一度ごはん休憩をとっただけで疲れてるはずなのに楽しくてしかたなかった。

そして5時間半後の夕方5時(現地時間は4時)、目的地のルマジャンにあるお寺に到着。

ヒンドゥ教のお寺だけど、参道にはイスラム教徒の民家が軒を連ねていて、このお祭りの時だけ部屋を間貸ししているので、2部屋借りることにする。

総勢19人で交替でマンディ(水浴び)していると、すっかり修学旅行気分。

身も清めたのでいざお寺へ、すると『Pita Maha』ホテルの車が…なんとウブドの王族もたくさん来ていた。どうもウブドの王様が建てたお寺らしい。

お祈りのあと、持ち帰ったお供え物は神様の食べ残しということで縁起物となり、夕食に。

借りた2部屋、居間と車、19人それぞれ寝床につく。Zzz…

翌7月7日、朝5時に目が覚めてしまった、ジャワ島は西インドネシア時間なのでまだ4時。夜明けまであと1時間…

さすがバリ人、夜明けとともに皆起き出して来る。コピを飲んで、7時(現地6時)出発。

お寺のあったスメル山は富士山より高い山らしい、とても雄大な姿を背に、皆行きとは違って車中で寝まくる。一寝入りしたあと、何も食べていないことに気付き、途中でバナナを皆でほうばり、港へ直行。お昼1時ジャワ島を離れる、快晴。

お腹もすいてるし、船も汚く、行きほど船旅を楽しめず、バリ島に到着。待ってました、ランチタイム!!ギリマヌク名物『Betutu』(鶏の丸蒸し焼き)を食す、満足。

夜7時やっと帰宅。どうですか、ただお祈りするためだけの旅。恐るべしバリ人!!

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